Cristian Vogel-Dont take more (jamie lidell remix)
たまに思い出して無性に聴きたくなる曲シリーズ。
表題の一曲。
膝から崩れ落ちそうになるビートで幕を開ける今作。
原曲もクリスチャン・ヴォーゲルらしい、インテリジェントかつクレイジーなトラックだが、そのクレイジー部分に振り切って増幅させたこのRemix。
そこにはシリアスさは無く、底抜けにファンキーなビートとユーモアで成型されているように感じる。
リリース当時は、確かハードミニマル全盛時代(世間的には知らないが、私の周りはそう)だった。
そこへ突如現れた、明らかに異質な存在。
これは良いの見つけた~!っとなったのを覚えている。
近年は、更にDub的なアプローチを強めている感のあるクリスチャン・ヴォーゲル。
攻撃性は、より表面的なものから内面的なものへ変質しているように聴こえる。
Yaleesa Hal×Malin-Third Lucas
そもそもの話。
順序が前後してしまったが、なぜ私がこのブログ(日記?)を始めようと思ったかというと、自分の備忘録であると同時に色々な事を書き残しておけば、未来の自分が楽しめる読み物に出来るかな、という気持ちからだ。
かつてどこかのインタビューで、砂原良徳氏が「思い出は自分にとって最高のエンターテイメント」と言っているのを見た記憶がある。(ひょっとしたら瀧氏かも)
それを、ひとつ自分なりのやり方でカタチにしてみたかったのだ。
あとは頭と指先使うので、ボケ防止になるかなと。
表題の一曲。
私は高校生くらいの頃に、大阪の難波ロケッツで月イチ開催されていた「caos west」というイベントによく行っていた。(後にcaosと改名)
田中フミヤ氏が主催で、ジェフミルズなど普段なかなか見る機会のない海外アーティストのDJが生で見れるとあって、人気のイベントだった。
色々思い出はあるが、私がcaos westで遊んでいた記憶の中で、とりわけ思い出すのは開場前の雰囲気だ。
高架下のシャッター通り、並ぶ人達。
そして開場と同時に、響く重低音でガタガタとシャッターが騒ぎ出す。
そして入場しフロアに足を踏み入れると、スモークと不定期に時折光るストロボ、暗闇の中で黙々と踊り蠢く人。
オープニングアクトは、決まってほとんどDJ TARO氏だったと思う。
少ない音数のダブテクノやクリックハウス~IDM系~デトロイトテクノがよく流れていたが、その独特な空気は居心地が良かった。
そして表題のトラックは、まさにその場で流れていそうな、無駄を削ぎ落としたストイックさとミニマルなグルーヴ感を醸し出す良曲。
正直、このキックとハイハットだけで無限に聴いてられる。
爆発的に流行ることも無ければ、廃れることもないこういう曲が私は好きだ。
oden &fatzo-rave song 90
表題の一曲。
初っ端のピアノ音一発で、いまが2022年だった事を忘れる。
ここから四つ打ちに流れれば、さほど気に留めないトラックだったと思うが、アタック感強めのブレイクビーツがゴリゴリ押してくるのが心地よい、まさに90年代の空気を含んだ良曲に昇華されている。
がっちりと刻んでくるスネアと、時折差し込まれるスクラッチ音。EDMとは異なる文脈ながらも、ダンスミュージックとして分かりやすすぎるグループ感。
そしてこれまた、わかりやすすぎる静と動で構成されたブレイク部分。
DJプレイ時に、ここわ取っ掛かりにして盛り上げてくと、気持ちいいんやろなーと想像が膨らむ。
oden&fatzo、というアーティストに関して私は全く知らなかったので、他にどんなトラックがあるのかとYouTubeを探索してみると、この曲とは随分雰囲気が違う、どちらかと言うとディープハウス寄りのトラックが多いイメージ。
HARDFLOOR-Lost in the Silverbox
なるやろなとは思ってたが、まん延防止措置がまた延長‥‥
私の仕事は小売業だ。店舗に従事し商品を仕入れ・陳列し、レイアウトがーとか演出あーとか、あーだこーだ言う仕事だ。
そして任されている店舗は、大阪の歓楽街であり観光地的な場所に立地している。
インバウンド全盛の3年前など、(店内はおろか、普通に街を歩くのも困難なほど)多くの外国人観光客で溢れかえっていた。
コロナウィルスの蔓延と同時にインバウンド需要は喪失したと思われているが、大阪に限っては厳密に言えば大阪北部地震→台風での関空水没あたりから雲行きは怪しかったが。
兎にも角にも、「まん防」や「緊急事態宣言」に本当にどれ程の効果があるのかはっきりしない中、延長することに意味は?と思ってしまうし、商売してる側からの気持ちとしては、そろそろいい加減にしてよ、と思ってしまう。
表題の一曲。
昨日3月3日は、303の日。
私が生まれて初めて観た海外アーティストは、HARDFLOORだった。
いまから25~6年前、中学2年生だった私は友人と2人でドキドキしながらアメリカ村のコンサートホールへチケットを握りしめ向かった。
当時は、今ほど年齢確認やセキュリティも厳しい感じではなく、友人はオールで踊りあかす気満々だったが…あまりの会場内の大人な、というか若干アウトローな空気感にビビり終電で帰ったのも、今となってはいい思い出。
自分の中で、TB303と言えばこのサウンド!てな感じのバキバキのacid感。
三つ子の魂百までとはよく言ったもので、幾つになってもこういう音色でテンションがぶち上がる。
多分それは、私が爺さんになっても変わらんだろうなと思う。
Luxury-J.A.W.S
Twitterを見てると、大阪市内全域で路上喫煙を禁止にしようとしている記事を見かけた。
非常に良いことやし、早くそうして欲しいと思う。
自分は喫煙者だが、歩きタバコや路上喫煙はしないし、他人の撒き散らす煙まで好きな訳ではない。子供と一緒にいる時に、前を歩く人間がタバコ吸ってたりすると、後ろから蹴り倒してやろうかと思うこともある。
一層のこと市内と言わず、府内、にしてほしい。
表題の一曲。
誰かがDJでプレイしてるのを聴いて、一聴してウワっとなった曲。
メロディがなんとも独特、かつ全体的に浮き足立った陽気さというか、なんとも言えない浮遊感に包まれた印象。
1分42秒頃から入ってくる女性のハーモニー(ユニゾンか)が一層楽しげな雰囲気を醸し出す。
2分50秒あたりのブレイクの仕方も、ビートで押し切ってくるのでなく、シンセ感強めで良い。
Akufen-wet floors
また雨‥
朝起きた時から、なんとなく天気が良くないことは頭痛がするのでわかってたが、またかー。
2日続くと気が滅入る。
朝ごはんもそこそこに、鎮痛剤を飲んで仕事へ向かう。
傘をさすべきかどうかって程の小雨。
こういう天気が一番イヤなんやけどなぁ。
表題の一曲。
さすが元肉屋さんと言わんばかりの過剰なまでにcut &sliceされた音色は、その時点で意味を失い、ただただそこに音としてのみ存在する。
しかし、それを聴く側はそこになんらかの意味があるんじゃないか?と詮索してしまう。
様々な音が、粒となって降り注いでくるこの感じ。
幾ら深掘りしてみたところで、意味はないかもしれないが、ずっと聴いていられる独特の心地良さがある。
近年あまりakufenという名前を見かけなくなってるが、自分はいつまでも好きなアーティストの1人だ。
唯一無二の、この空気感を生み出せるのは、きっとこの人以外には現れないのでは、と思う。
playboy-in da jungle(mod wheel safari mix)
仕事が終わり、帰路の電車内。
いつもと違う仕事場からの帰り道なので、電車に乗り慣れてなくて、なんかソワソワする。
表題の一曲。
頭の中で、だいたいいつも音楽が流れてて、あーー、あの曲が聴きたい!ってなって思い出す曲シリーズ第一弾。
この曲は友人がとんでもなく気に入ってて、彼がDJする時はかなりの頻度で流していた。
その刷り込みのおかげで、めっきり自分もこの曲がお気に入りの一曲となった。
まさに密林の中を彷徨うような、多分に湿気を含みねっとりと絡みつくパーカッション。(密林を実際彷徨ったことはないのでわからんが。)
余計なメロディなど、もはや必要としない。
ほぼビートとボイスサンプルで9分40秒聴かせる(踊らせる)のは、トラック構成の妙か。
中番以降のストローク的な使い方でも埋もれず、キラートラックとしても機能する秀逸な一曲。
彼もきっと、曲そのものの良さ+使い勝手の良さ、を気に入って重宝してたのだろう。