oden &fatzo-rave song 90
表題の一曲。
初っ端のピアノ音一発で、いまが2022年だった事を忘れる。
ここから四つ打ちに流れれば、さほど気に留めないトラックだったと思うが、アタック感強めのブレイクビーツがゴリゴリ押してくるのが心地よい、まさに90年代の空気を含んだ良曲に昇華されている。
がっちりと刻んでくるスネアと、時折差し込まれるスクラッチ音。EDMとは異なる文脈ながらも、ダンスミュージックとして分かりやすすぎるグループ感。
そしてこれまた、わかりやすすぎる静と動で構成されたブレイク部分。
DJプレイ時に、ここわ取っ掛かりにして盛り上げてくと、気持ちいいんやろなーと想像が膨らむ。
oden&fatzo、というアーティストに関して私は全く知らなかったので、他にどんなトラックがあるのかとYouTubeを探索してみると、この曲とは随分雰囲気が違う、どちらかと言うとディープハウス寄りのトラックが多いイメージ。