yellowketchupの閉店までに、少しだけ

自分が良いと思える音楽の備忘録

Yaleesa Hal×Malin-Third Lucas

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https://youtu.be/P2acPn8MTJ4

 

そもそもの話。

順序が前後してしまったが、なぜ私がこのブログ(日記?)を始めようと思ったかというと、自分の備忘録であると同時に色々な事を書き残しておけば、未来の自分が楽しめる読み物に出来るかな、という気持ちからだ。

かつてどこかのインタビューで、砂原良徳氏が「思い出は自分にとって最高のエンターテイメント」と言っているのを見た記憶がある。(ひょっとしたら瀧氏かも)

それを、ひとつ自分なりのやり方でカタチにしてみたかったのだ。

あとは頭と指先使うので、ボケ防止になるかなと。

 

表題の一曲。

私は高校生くらいの頃に、大阪の難波ロケッツで月イチ開催されていた「caos west」というイベントによく行っていた。(後にcaosと改名)

 

田中フミヤ氏が主催で、ジェフミルズなど普段なかなか見る機会のない海外アーティストのDJが生で見れるとあって、人気のイベントだった。

色々思い出はあるが、私がcaos westで遊んでいた記憶の中で、とりわけ思い出すのは開場前の雰囲気だ。

高架下のシャッター通り、並ぶ人達。

そして開場と同時に、響く重低音でガタガタとシャッターが騒ぎ出す。

そして入場しフロアに足を踏み入れると、スモークと不定期に時折光るストロボ、暗闇の中で黙々と踊り蠢く人。

オープニングアクトは、決まってほとんどDJ TARO氏だったと思う。

 

少ない音数のダブテクノやクリックハウスIDM系~デトロイトテクノがよく流れていたが、その独特な空気は居心地が良かった。

 

そして表題のトラックは、まさにその場で流れていそうな、無駄を削ぎ落としたストイックさとミニマルなグルーヴ感を醸し出す良曲。

正直、このキックとハイハットだけで無限に聴いてられる。

爆発的に流行ることも無ければ、廃れることもないこういう曲が私は好きだ。