Yaleesa Hal×Malin-Third Lucas
そもそもの話。
順序が前後してしまったが、なぜ私がこのブログ(日記?)を始めようと思ったかというと、自分の備忘録であると同時に色々な事を書き残しておけば、未来の自分が楽しめる読み物に出来るかな、という気持ちからだ。
かつてどこかのインタビューで、砂原良徳氏が「思い出は自分にとって最高のエンターテイメント」と言っているのを見た記憶がある。(ひょっとしたら瀧氏かも)
それを、ひとつ自分なりのやり方でカタチにしてみたかったのだ。
あとは頭と指先使うので、ボケ防止になるかなと。
表題の一曲。
私は高校生くらいの頃に、大阪の難波ロケッツで月イチ開催されていた「caos west」というイベントによく行っていた。(後にcaosと改名)
田中フミヤ氏が主催で、ジェフミルズなど普段なかなか見る機会のない海外アーティストのDJが生で見れるとあって、人気のイベントだった。
色々思い出はあるが、私がcaos westで遊んでいた記憶の中で、とりわけ思い出すのは開場前の雰囲気だ。
高架下のシャッター通り、並ぶ人達。
そして開場と同時に、響く重低音でガタガタとシャッターが騒ぎ出す。
そして入場しフロアに足を踏み入れると、スモークと不定期に時折光るストロボ、暗闇の中で黙々と踊り蠢く人。
オープニングアクトは、決まってほとんどDJ TARO氏だったと思う。
少ない音数のダブテクノやクリックハウス~IDM系~デトロイトテクノがよく流れていたが、その独特な空気は居心地が良かった。
そして表題のトラックは、まさにその場で流れていそうな、無駄を削ぎ落としたストイックさとミニマルなグルーヴ感を醸し出す良曲。
正直、このキックとハイハットだけで無限に聴いてられる。
爆発的に流行ることも無ければ、廃れることもないこういう曲が私は好きだ。